STM32 ゼロから始めるローパワーマイコン 準備編

STM32 ゼロから始めるローパワーマイコン 準備編

皆さま こんにちは。

おかげさまで moon’s.link も 50記事 を突破しました。

これまでは主に STM32F401RE ボードを題材にして来ましたが、今回からローパワーマイコンのネタも提供していこうと思います。
どうぞよろしくお願いします。

新しい題材に使うマイコン

秋月から STM32の20ピン マイコン が発売になりました。

型式は STM32L010F4P6 です。私もさっそく購入してLチカっと動かしてみました。

フラットパッケージなので、DIP化基板 も一緒に購入した方が便利です。

0.65mmピッチのはんだづけに自信のない方は youtube を覗くと、いろいろなはんだづけの動画がありますので、そちらでお勉強してから挑んでみてください。

20ピンですから機能も限定されていて、初心者の方がマイコンを学ぶには良い題材かも知れません。

「ゼロから始めるローパワーマイコン」と称しましたが、特にローパワーの機能について説明するわけではないことをお断りしておきます。

たまたま選んだ20ピンのマイコンがローパワーの型だった、と考えてください。m(__)m

構成図

デバッガーを使って動かせるように以下の構成にしました。

(1)テストボード
 これからつくっていく手作りの基板です。上で紹介したDIP化基板の他に、他の部品をのせるベース基板が必要になります。
 私はタカチの TNF 59-94 を選びました。これくらいのサイズのものを用意して頂ければと思います。
(2)Nucleo-F401RE
 STマイクロから出ているボードです。これまで題材として使って来たモノです。
 F401でなくても、デバッガ機能が搭載されている Nucleo であれば動作すると思います。
 この部分はマイコンとデバッガー機能がくっついているのですが、今回は切り離してデバッガーの機能だけを使います。
(3)Windows10 OSのPC
 デバッガーを使いますので、PC(パソコン)は必須です。
 (6)のSTM32CubeIDEというデバッグ用のアプリを使います。
(4)配線
 (1)と(2)を5本の線でつなぎます。追って説明します。
(5)
 USBケーブルです。USBケーブル A-miniB を用意しておいてください。

回路図

第1段階としてLチカするための必要最小限の回路にしました。

少しずつ機能(回路)を追加していきたいと思っています。

追加する予定の機能は、

・スイッチ4個
・EEPROM(I2C)
・USBシリアル変換IC モジュール基板
・温度センサー(SPI) モジュール基板
・キャラクタLCD(I2C) モジュール

です。

J1は2.54mmピッチのピンヘッダーを用意してください。

抵抗はカーボンでも良いです。

LEDは気合でチップ品を実装してみました。

今まで書いてきた記事の復讐程度の内容になってしまうかも知れませんが、よろしければこの先もお付き合いください。

できあいの Nucleoボードではなく、ゼロから組み始めてマイコンを動かしていくことを目的としています。

次回は、この回路の説明をしてみたいと思います。

(説明するほとの内容ではありませんけれど 汗)

お疲れさまでした。

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